冷え症を解消して健康に過ごすための豆知識

夏でも冷房の効いた部屋では、ひざ掛けが手放せず、冬は足先や指先の冷えに悩まされる「冷え症」。今回は冷え症の中でも、足先の冷えに悩まされている方へ、足先の冷えを効果的に解消する豆知識を二つ紹介します。通常、足先が冷たいときはソックスを重ね履きするのが定番の保温法ですよね。ところが、足裏の角質を適度な厚さにケアすると、ソックスの重ね履きよりも3℃～4℃くらい足先の体温が高くなるのをご存じですか。そもそも角質には体温調節に必要な血管がないので血流による体温調整ができません。それに加えて角質が厚くなりすぎると、ソックスを重ね履きしても、なかなか足先が温まらないのです。
但し、足裏の角質を削りすぎると、健康な皮膚が傷つくことで角質が厚くなってしまうので、かえって逆効果です。足裏の角質を適度な厚さに保つには、週に一回程度のペースで、足裏の固くなっている部分だけを軽く削りましょう。また、足裏の角質を削る前には、石鹸などで足裏をキレイに洗い、足裏の角質を削り終わったら保湿クリームなどで、しっかりと保湿するのが効果的です。
足裏の角質ケアで体温を上げる方法を紹介しましたのでので、今度はできるだけ体温を下げない方法を紹介します。人の体は汗をかくことで体温が下がりますから、ソックスの重ね履きによって足先に汗をかくと、かえって足先の冷えを助長する場合があります。こんな時は、足先の汗を吸収するために、足先用の5本指カバーを着用するのがおすすめです。5本指カバーの上からソックスを重ねて履いても、汗が吸収されて冷えが抑えられるので足先が効果的に保温できます。